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2023/01/30 17:50

広告や書籍・雑誌などで活躍するアートディレクター&グラフィックデザイナーの田部井美奈さん。クリエイター夫婦として知られるお二人と一緒に暮らす愛猫の“だんご”さんが “medel〈メデル〉”を体験。“medel〈メデル〉” があって良かった点やデザイナー視点で共感する部分など日常や居住空間に溶け込んでいる様子を語っていただきました。



「猫と一緒に暮らしたい」
叶えてくれた“だんご”との出会い。


ーー “だんご” という名前がとても美味しそうでかわいいですね。なにか由来があるのでしょうか?

「初めて出会ったとき、茶と白の組み合わせが個性的で、茶色はチョコレート色というより、あずきっぽさがありました。洋風ではなく和風な印象。「だんご」いいんじゃない?とすっと決まりました。」

ーー だんごさんとは暮らし始めて何年くらい経つのでしょうか?

「もう10年くらいになりますね。」

ーー 一緒に暮らすことになったきっかけを教えていただけますか?

「夫婦で猫を飼いたかったので、まずはペット可の物件へ引っ越しました。そこから、どこで出会ったらいいんだろう?とネットなどで調べているなか、セルカークレックスという巻き毛の猫種を知りました。色々と見ているうちに「子猫が生まれました」というブリーダーさんのブログをたまたま見つけまして。ちょこちょこと覗いていたのですが、半年くらいかな、しばらく残っている子がいたんですね。私も夫もその子をどうしても忘れられず、思い切って連絡をとりました。

家にやってきたときは、子猫っぽさも残っていましたが、小さなカゴにみっちり入っていて!最初は緊張していた様子でしたが、3〜4日くらいから慣れてきてくれました。」

ーー セルカークレックスは見た目と同じく性格も落ち着いている印象がありますよね。

「そうですね。だんごもおっとり穏やかで、ちょっと怖がり屋です。わりとベタベタとしてきますので、だんごと私たちの関係性はけっこう親密な感じです。私は猫を飼うのが初めてだったのでこれが普通だと思っていたのですが、夫には“この親密さはほかの猫にはあまりないよ”って言われました。非常にかわいい性格だなって思います。」


リラックスするときに登りたくなる
猫にとって心地よい高さ。


―― だんごさん、“medel〈メデル〉” をお気に召していますか?

「気に入っているようですよ。届いて1時間くらい様子見していたのですが、試しに、だんごのすごく好きなおもちゃを“medel〈メデル〉” の上に置いてみたんです。そしたら、いきなりドドドっとすぐに乗ってくれて!だんごも「あっ、登れる!」と分かったのでしょうね。毎日一番上に乗って満足げに私たちを見ています。」

ーー 気に入ってもらえてとても嬉しいです。だんごさんはどのような感じで “medel〈メデル〉” と一緒に過ごしているのでしょうか?

「朝は必ず乗る感じですね。起きて水を飲んだりカリカリを食べた後に、すっと登る。それと、私たちが仕事から帰ってキッチンで食事の支度などをしていると登っています。“medel〈メデル〉” の一番上に座って、私たちを眺めながらゆっくりと過ごしています。

本当に眠くなったら降りるのですが、リラックスした状態の時に登るという印象ですね。目をしばしばさせながらも、私たちの目線よりちょうどいい少し上からの視線でこちらを見ていますね。人間の動きを観察するように。」

ーー ちょっぴり得意げな顔で...?

「そうです(笑)非常に得意げな顔をしていますね。」

ーー やはり高さも猫にとって心地よいポイントでしょうか?

「そうかもしれないですね。私たちの家ではこれまでキャットタワーを置いておらず、そこまで高く登れる部分もなかったので、今は居心地よさそうに乗っています。満足気な感じで。」


あらゆる空間にも自然と溶け合う
インテリアとの親和性が高いキャットタワー。


ーー “medel〈メデル〉” が初めてのキャットタワーだったんですよね。

「そうなんです。インテリアとしても置きたいなと思うものに出会えず、以前の家は角度がついていたり、高低差があったりして登れる場所があったので当時は必要ないかなとも思ってそのまま...という流れでした。」

ーー 空間に馴染むものが見つからなかったというなかで、田部井さんもご家族も “medel〈メデル〉” を気に入ってくださった点を教えていただけますか...?

「そうですね。なんでしょう、本当に “medel〈メデル〉” は空間に溶け込むんですよね。インテリアのなかに自然と取り入れたくなるデザインで、さすがima(イマ)さんだなと思いました。空間にそっと馴染む、洗練された美しい造形がとても気に入っています。」

ーー 空間デザイナーの旦那さまは何かコメントされていましたか?

「インテリアを選ばない良さがある、と。どんな場所に置いても、どんなテイストが好きな方にも、馴染むところが完成度の高さと言っていました。」

ーー グラフィックデザイナーの田部井さん視点では、 “medel〈メデル〉” のどこが優れたデザインだと思われますか?

「円弧と直線、その関係性がきっちりと綺麗に表現されていますよね。自由曲線でもなく、円の持つ丸みや膨らみをうまく使ったりとか、その辺りの割り出し方もすごく素敵だなと思っています。」

ーー 共感される部分が多くあるんですね。

「私もこういった円と線の関わりを持たせた造形デザインがすごく好きなんです。」

ーー 田部井さんの作品も図形のパターンを用いたデザインなどミニマルでスタイリッシュな作品を手がけられているイメージがあります。ほかに印象に残る点はありますか?

「質感がとても素晴らしいですよね。「やっぱり良い木だな」と見ても触れてもしっかりとそう感じさせてくれます。木の密度が高く、このカタチと共鳴するようにぎゅっと詰まっていて、木目もとても綺麗。木目が生み出す自然の柔らかさなど、 “medel〈メデル〉” はそういった部分も大切にして作られているのだなと、職人さんの技術に恍惚とします。」

ーー 飛騨産業さんの長年培った技術と呼応していますよね。

「そうですね。だからこそ、過剰なデザインを入れなくても、シンプルに整然と、ima(イマ)さんならではの、この “medel〈メデル〉” のカタチが非常に研ぎ澄まされているのだと思います。彫刻のような感覚で、そこがすごくいいなと思っています。」

ーー 安全性の試験もすごくしっかりされているので、 “medel〈メデル〉” の安定感・安心感も、愛する猫のために捧げるものとしてぴったりです。


専用のスペースができたことで垣間見れる
愛猫の新しい表情。


ーー 田部井さんのお宅はどんな雰囲気なのでしょうか?

 「数年前にリノベーションされた戸建に住まいを構えました。この家は、木の柱や梁が露出していたり、吹き抜けの天井や南向きのおかげで一日中太陽の光が差しています。以前の家は日差しが入りにくかったので、だんごも今は日向ぼっこできる場所を移動しながら一日を過ごしています。」

ーー それはとっても気持ち良さそうですね。だんごさんのお気に入りスペースや決まった居場所などはありますか?

「わりと好きなときにいろんなところに居ます。1階と2階に半屋外空間のような土間があるのですが、ご飯を食べるスペースやトイレなど、だんごのためのモノを置いているので、よく土間に行っていますね。」

ーー  “medel〈メデル〉” はどんな場所に置いてるんですか?

「 “medel〈メデル〉” は土間ではなく、もうちょっと贅沢な場所に置いていますね!2階のリビングフロアの真ん中に設置しています。だんごがよく行く土間やソファの近くでもありますね。」

ーー 田部井さんがソファに座ると “medel〈メデル〉” の上に乗っているだんごさんのほうが目線は上になりますか?

「そうですね、ちょっと上になりますね。それも嬉しそうにこっちを見ています。上からの目線で満足げに。人間と同じ目線、もしくはそれより上ということに何か幸せを感じているのかもしれませんね。」

ーー メデルがあって良かったなと思った点はありますか?

「やっぱり“専用のスペース”ができたというのはとても良かったと思います。“自分のためのものなんだ” と、だんご自身も分かっているように感じるんですよね。きっとそれが、あの満足げな表情に結びついているのだなと気がつきました。」

ーー メデルで愛でさせてくれますか?

「愛でさせてくれますよ。でもね、写真撮ろうとすると降りちゃったりするんですよ。」

ーー なるほど。思い通りにはならないという。

「そうですね。それでも、だんごが朝起きて “medel〈メデル〉” がなかったらどんなに可哀想なことだろうという気持ちになるくらいに今は私たちの暮らしに馴染んでいます。」


<プロフィール>
田部井美奈(グラフィックデザイナー・アートディレクター)
服部一成に師事。’14年に独立、田部井美奈デザインを設立。広告、パッケージ、書籍などの仕事を中心に活動。主な仕事に『石川直樹 奥能登半島』『(NO) RAISIN SANDWICH』『PARCO CHRISTMAS  2020』『武蔵野美術大学 イメージビジュアル』「Ginza Sony Park『#009 WALKMAN IN THE PARK』」、展示『光と図形』など。2019 ADC賞受賞。
https://minatabei.com/